さくらい薬局 | 予防分野における全国実力薬局100選

近藤　理香代表インタビュー
癒しのステーションにしたい

－さくらい薬局の経緯を教えてください。

私で二代目ですが、母も薬剤師をしていたので子供のころから母の働く姿を見て、自分も薬剤師になるんだろうと自然と思っていました。調剤もやっていますが、漢方薬や健康食品なども扱っています。特に皮膚病やひざ痛など長年悩んでいる人が多い疾患は病院で治療してもよい結果が得られないケースもあり、そうした方には漢方やサプリメントをおすすめすることもあります。

－具体的にはどんな取り組みをされていますか？

アトピーなど皮膚病でお悩みで病院の治療ではなかなか結果がでないという方には、最初は症状を抑える塗り薬などを処方しています。そのあとで病気の原因をお話を聞きながら探っていきます。『皮膚は内臓の鏡』ともいわれ、その時の健康状態が現れる場所ですから体の中に何かしらの原因があることが多く、皮膚表面だけを治療しても完治は難しいのです。主には全身の血行を良くする処方、食生活の改善といったシンプルな方法ですがこれだけでもかなり症状が緩和されます。

－お客様と接するうえで大切にしていることは何でしょうか？

お悩みの症状を解消するために、ベストだと思う方法をご紹介しています。サプリメントなどは効果を重視するとある程度の価格の商品になることもあります。効いても効かなくてもという“気休め”ではなく「効果実感」の得られるものを使ってほしいので、お客様には内容成分等もご説明しています。お客様に“健康に関する正しい知識”を身につけて欲しいと思い、月に一回「薬局新聞」というお便りをお送りしています。自分にとって必要なものを選択できる知識が必要な時代になると思いますね。

－今後の展望について教えてください

病院の治療だけでは治らない病気も増えてきているので、治療を併用してできる体質改善なども提案してきたいですね。病院と薬局の間に患者さんと置いて考えるような体制を作るのが理想ですね。あとは、病気の方はもちろんですが介護されている家族のケアもしていきたいです。精神的にも肉体的にもつらい状態の方が多いので、お話を聞いたり健康のアドバイスをしたりできる“癒しのステーション”になれたらと思っています。