あずき薬局 | 予防分野における全国実力薬局100選

長谷 伸一代表インタビュー
”あずき”のパワーでお客様に健康と癒しを

－開業の経緯を教えてください

　薬剤師として勤務している中で、自分の考えでやりたいことを実践すべく独立しました。例えば、在宅で治療している患者さんにお薬を届け、薬の服用についての相談や健康状態をお聞きする「在宅訪問」。又疾病予防や健康維持に「ハーブ」や「アロマ」の効用を活用する事の提案は、組織の中で実現するのは難しかったんです。開局の際に念頭に置いたのが、『処方箋がないと入れない』という薬局ではなく、地域の人が気軽に健康に関する相談ができる場所を作るということでした。『あずき薬局』という名前も疲労回復や解毒作用など健康効果満載のあずきのパワーを生かし、地域の方々を元気づけたいという思いから名づけました。

－どのように地域の方とコミュニケーションをとっていらっしゃるのでしょうか？

　メインは「ハーブ」と「アロマ」です。自然回帰といいますか、植物の持つ力で身体本来の機能を回復させる可能性があるのがハーブやアロマの効用だと思います。ただ、どんな場合でもハーブやアロマをおススメするということはありません。治療中の方には医師と相談して頂くことを前提とていますし、健康な方でも無理なく取り入れられるものを提案しています。ハーブに興味を持って来られた方でもお話を聞いて、「治療が必要かもしれない」と判断した時には病院を紹介することもあります。

－どのように地域の方とコミュニケーションをとっていらっしゃるのでしょうか？

　運動や食事の指導、ハーブを使った手作り体験などの講習会などを定期的に行っています。毎回、地域のみなさんが興味を持って参加して頂ける内容を考えています。
　念願だった居宅療養指導にも取り組んでいます。週に１回、ご自宅まで薬を届けて管理するのですが、お宅に伺うことでその方の生活習慣なども明確になり、適切なアドバイスができるようになりました。定期的に患者さんの顔をみて話を聞く「見守り」は、我々の活動の基本です。是非これからも続けていきたいです。

－今後の展望についてお聞かせください

　どちらの医療機関の処方箋も取扱いますが、現在は近隣の医師とコミュニケーションを取り合って処方する薬なども相談しています。今後は処方する薬の選択や量などについても積極的にアドバイスできる関係になればと思っています。医師が病気の診断と判断に専念できるよう、私は薬剤師として薬剤の選択情報を提供する。互いが協力し合うことで、患者さんにとって一番よい治療ができるようにしたいですね。併せて地域の健康な方々も、引き続き健康維持を図れる様、薬局を中心とした健康セミナーや体験学習を定期的に実施していきたいと思っています。