食中毒予防


5月も半ばを過ぎましたね。
夏を前にしたこの時季から注意したいのは食中毒です。

■なぜ、食中毒は起こるのでしょうか?
食中毒は、細菌やウイルス、有害物質などの付着した食べ物を食べることによって、下痢や腹痛、おう吐や発熱などの症状が出る病気です。原因によって症状の強さや症状が出るまでの時間はさまざまですが、時には救急のお世話になったり、ひどい場合には生命にかかわったりすることもあるので、注意が必要です。
食中毒の主な原因となるのは細菌やウイルスですが、夏場(6月~9月)に特に多くなるのは細菌性の食中毒です(ウイルスが原因の食中毒は冬場に多くなります)。

食中毒を引き起こす細菌の多くは、室温(約20℃)で活発に増殖し始め、人間や動物の体温ぐらいの温度で増殖スピードが最も速くなります。また、細菌の多くは湿気を好むため、気温が高くなり始め、湿度も高くなる梅雨時に食中毒が増え始めるのです。

■食中毒になる人とならない人の違いとは?
同じ食品を食べていても、細菌による食中毒の発症率は通常30パーセント程度。
では、どのような方が発症しやすいのでしょうか。
・抵抗力が弱い人(消化器官や免疫力が未発達な子ども、お年寄り、虚弱体質の人など)
・他の病気にかかっている人
・過労や睡眠不足、ストレスなどで体力を消耗している人

上記のような方が、ご家族にいる場合には、食事のメニューなどに注意が必要です。

《調理の際の食中毒予防の基本3原則》
1、菌をつけない
2、菌をふやさない
3、菌をやっつける
そのために、調理時には、「清潔」「迅速」「加熱または冷却」を行いましょう。

■食中毒を予防しましょう
また、細菌に負けないためには免疫力・抵抗力を高めること大切です。
日ごろから疲れをためないような生活を心がけましょう。また疲れやすい方は、免疫力を高める効果のある山芋、鶏肉、干しシイタケなどを摂るようにするとよいでしょう。。
また、生ものを食べるときは調理から時間がたっていないものを選び、殺菌効果のあるショウガやワサビを組み合わせると食中毒の予防になります。

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