五葉館薬局 | 予防分野における全国実力薬局100選

武田葉子代表インタビュー
漢方のよさを分かりやすく伝えるように心がけています

－五葉館薬局の開局のきっかけを教えてください。

実家が薬局だったのでいずれは跡を継ぐつもりで薬学部に入学しました。卒業後は病院内の薬局で調剤をしていました。数年が過ぎて、気持ちの中に少しずつモヤモヤしたものが生まれてきました。処方されたおクスリを間違いなく調剤してお渡しする、という仕事なのですが、お辛いことや困っていらっしゃることを直にお聞きして、その方に一番良いことを一緒に考えたい！という気持ちが出来てきたのです。病院の調剤では、チームで団結して仕事をさせていただいており、居心地は大変良かったのですが、一生の仕事として開局を決め、平成１２年に五葉館薬局をスタートしました。

－お客様と接するうえで心がけていることは何でしょうか？

20代の頃、私自身に「冷えのぼせ」や「頭痛」の症状がありまして、いつも鎮痛剤が手放せないでいましたが、漢方の服用を続けて、鎮痛剤を飲む必要のない生活になりました。「本当に体は変わるんだ」ということを実感した出来事でした。クスリには、副作用は付きものですが、その方の体質をみて選ばれる漢方薬には副作用の心配はなく、体の調子が良くなっていきます。安心して安全に飲めるということは、とても大切なことですので、お客様のお話しをしっかりとお聞きしなければ、と思っています。ご相談では、落ち着いて気持ちよくお話しいただけるようにと心がけています。

－特に力を入れている分野は？

不妊・子宝相談のお悩みには力を入れています。病院での不妊治療で結果がでなかった方の相談を受けることも多いのですが、治療の前の『身体づくり』の大切さをお伝えしています。生理や排卵のしくみを知ることなく不妊治療を続けていかれることは、気がつかないうちに、お身体を酷使してしまっているのかもしれません。妊娠はゴールではなく、あくまでも通過点です。お身体づくり、体力づくりが大切です。漢方で妊娠力を高めて、妊娠～妊娠維持～出産への道のりを元気に進んでいかれますよう全力でサポートいたします。

－今後の展望についてお聞かせください

もっと五葉館のことを知っていただけるよう情報発信をしていきたいですね。地域の子育て支援センターで、クスリの話をさせていただきますが、子育て中のお母さんたちのクスリについての知識が乏しいことを実感しています。おむつかぶれにステロイド剤が処方される場合が多いのですが、「延々と続くおむつかぶれに、ステロイド剤を使い続けて本当に大丈夫？」というのが、お母さん方の気持ちです。不安に思いながらも言われるがままの治療を受けているのです。妊娠しやすいお身体づくりを通して、人が本来持っている「自然治癒力を後押しする」ことの心地よさをお伝えしていきたいです。