マーシィー稲田薬局「健幸館」 | 予防分野における全国実力薬局100選

北澤　尚雄代表インタビュー
積み重ねてきた経験と新しい取り組みで最大限の効果を

－マーシィー稲田薬局「健幸館」とはどのような薬局でしょうか？

母体である永寿屋本店薬局は江戸時代から230年続く歴史ある薬局で、私は8代目です。店を継いでほしいと言われたことはありませんが、子供のころから両親の姿を見て自分もこの仕事をしたいと思っていました。健康アドバイスをして喜んで頂いたり、お客様と親しく交流している様子に「薬局は地域の方の健康を支える大切な存在」だと感じていました。自分が跡を継いでからもその想いは変わりません。当店ではお客様の持っている「自己治癒力」を引き出すことを大切にしています。外側から変えるのではなく、もともと持っているものを活かすことで、対症療法薬だけに頼らない健康維持ができていくと考えています。たとえ病気を持っていても、「生まれてきて良かった」と感じる時間を過ごして頂けるようにお手伝いをする、それが私たちの仕事です。

－マーシィー稲田薬局ならではの取り組みはありますか？

より効果が出るものを選べるように「気功」を取り入れています。
治療の効果を上げるためには、お一人お一人の体質を見て数あるサプリや漢方薬の中からもっとも効果的なものを選択することが重要です。これまでの経験や過去の症例、メーカーからの資料などを参考して考えますが、それだけは思った通りの効果がでないこともあります。しかし、気功によってその方の病的エネルギーを感じとり、それを消去できるものを選択するようになって改善率が格段に上がりました。目に見えないものなので信用できないというお客様もいらっしゃるので、無理におすすめすることはありません。ただ、体験して効果を実感された方にはとても喜んで頂いていますね。

－予防への取り組みについて

成人病の予防を目的としたダイエットに力を入れています。当店では薬局の知識を生かし、その場だけのブームに流されることなく、目の前のお客様をどうすればやせさせてあげられるのか？を考えて指導しています。カウンセラーがお一人お一人にあったダイエットプランを作成し、目標体重までお付き合いさせていただいております。そのかいあってか、現在、年間100人以上の方がダイエットに成功しています。マシンを使ったトレーニングができるトレーニングルームも併設していますので、食事、運動の両面からダイエットをサポートできるので効果も早く、リバウンドも少ないですね。健康のために痩せたほうがいいと言われた方や、足や膝の痛みを軽減するために痩せたい、という方などきっかけは様々ですがみなさん痩せることで健康と自分にも“できる”という自信を手に入れているようです。

－今後の展望について

今後、薬局の役割は変化していくと思います。生き残っていくためには調剤をメインにしていくいわゆる「門前薬局」や、カウンセリングをメインにした「相談薬局」など細分化されていくでしょう。当店が目指すのは薬で症状を抑え込むのではなく、症状の原因そのものを改善できる「治療院」的な薬局です。そして、究極の目標は患者さんのためになる統合医療を共に創り上げていく意図を持った医師に常勤してもらい、もっと踏み込んだ治療をすること。お客様が健康に不安を感じた時に、まず立ち寄ってもらえる、そんな薬局にしていきたいですね。