フローラ薬局 | 予防分野における全国実力薬局100選

篠原久仁子代表インタビュー
薬局・薬剤師の役割を果たす

－フローラ薬局とはどのような薬局でしょうか？

「健康の花を咲かせよう」と願いを込めてフローラ薬局と名付けました。地域の皆様にお役に立てるよう、一人ひとりにあった薬・美容・健康のトータルアドバイスが出来る薬局づくりをしています。3店舗の薬局には、それぞれ特徴的な施設とサービス内容をご用意しています。
本店は薬草ハーブガーデン・漢方相談・薬膳・鍼灸治療、友部店は在宅医療の無菌調剤室・禁煙相談・ジェネリック医薬品相談・アロマテラピー、河和田店は震災後に自家発電装置の設置・ドライブスルー調剤・エステルームなどです。
開局当初からの「薬膳料理教室」「禁煙指導」「糖尿病教室」などを行い、こういった活動は病院やクリニック等からも評価を頂いています。

－栄養士の活躍について教えてください。

病気との上手な付き合い方を知って頂くことは、薬局の大切な役割の一つです。その上で大切なことは「食事」です。
例えば、糖尿病では食事療法によりインスリンを調整することができます。炭水化物量に主に注目して、その量と血糖値から食前のインスリン量を決めることで、ある程度自由度を持った食事をとって頂くことが出来るのです。そうした支援を医療機関と連携し、実績も評価を得ています。
患者様に自分の体と病気についてしっかり理解して頂き、栄養士が寄り添いながら療養を続けています。薬局とはそういう場であるべきだと思っていますので、今後も栄養士には活躍してもらいたいですね。

－薬膳教室について教えてください。

疾患の予防と治療・病後の回復・健康増進・老化防止・強壮の目的で、生薬や食物を用いて作られた健康料理「薬膳」。本店では生活習慣を予防するために月２回の薬膳教室や、NHKカルチャーセンターと共同で水戸プラザホテルでの「講義と豪華薬膳のお食事企画」などを行っています。また、本店には薬草ハーブガーデンを併設しており、ハーブ体験ツアーも実施し好評を得ています。
「薬食同源（薬と食べ物は、同じ健康を守る源である）」という言葉があるように、気候風土と体質に合った食事が健康を支える薬になります。家庭での養生、予防の教育として食事を大切にしてもらいたいです。

－店頭では具体的にどのようなサービスを受けられますか？

当院では栄養士や薬膳教室など「食事」への想いが強くあり、店頭では薬剤師・栄養士が選んだ「減塩、抵糖、ノンカロリー、低カロリーの調味料」や「栄養補給の飴」等をおいています。
スキンケア商品も薬剤師の視点で揃えています。スキンケア商品には全成分表示が義務付けられており、中には化学的なものも含まれます。皮膚の弱い方はアレルギー反応を起こしてしまうかもしれないので、薬剤師がもっと積極的に関わっていくべきだと思っています。フローラ薬局では、皮膚科医と連携して化粧品のパッチテストサービスを行い、反応を起こさないための手入れ方法や適切な化粧品を選ぶアドバイスをしています。また、河和田店では肌と化粧品の相性を科学的に分析するエステルームも併設し、皮膚疾患にお悩みの方に喜ばれています。
薬の受け渡しだけではなく、食事・スキンケアなど幅広くアドバイスする薬局でありたいです。